シュタイナー教育
この教育には大変興味があって、本はちまちま読んでいた。
最近気をつけてTVを見るようにしているが、そのなかでも興味深い番組があった。
それは整形番組で、その中の人造美女のコメントはとりわけ興味深く印象に残った。
「子供の頃、フランス人形になりたいと思った。」
と整形の動機を述べていた部分には、私にとってシュタイナー教育を思い出させたからだ。
シュタイナーでは、子供に完璧な容姿の人形を与えることは、「お前はこのように完璧な美貌にならなければならない」という魂に罰を与える行為と考えるので、人形などは布で手作りする。
布で作られ完璧ではない人形は、子供に想像の余地を与え、有りのままの自分を受け入れ愛する許容量を育むということだ。
そうすることで、自分を愛し、他人も愛する人間性が形成される。
私は番組を見ていて、この部分の実例をみたと見たと思った。
自分を愛することなく、永遠に続くような自虐行為の果てには何が待っているのだろう?
人それぞれの人生の課題と経緯は千差万別なので、なんとも言えないが、ちょっと考えてしまった。